黙示録
ぼくたちのリメイク3巻を読もうとしたけど2巻の内容を忘れた。が、メモ帳で感想を書いた記憶があったので探してみました。
2巻はとても先の気になる展開で、一気読みしましたね。読み終わった直後の"血湧き肉躍る"ような感覚で感想を書き殴ったことを思い出しました。
ぼくたちのリメイク2読み終わったのでがっつりネタバレ含みながら感想書く。
さいっこーーに血湧き肉躍る展開で俺ってばやばい!俺の語彙力では伝えきれない程に感動して、ハラハラして、かっこよかった!それをね、じっくりとね、おっていきたいと思います!前置きはもう止めねば⋯⋯
この本って時間がどんどん進んでくスタイルで2巻にして既に夏だったり2巻終わる頃には冬だったりするくらい進行が早いんですけど、やはりそれはこの物語自体が"主人公が10年前にやってきた"ということが強く影響されていて、作者的に主人公が人生をリメイクした先の新しい10年後をはよ描こうと思っているのだろうということを勝手に推測している。この調子で行けば10巻でないくらいで10年は跨ぎそうですけど、まあ分かりませんね。
新しいキャラの登場により物語の幅を広められるようになってますね。そのキャラとほかのキャラとの関係性が暗に示されているため、これからの展開に期待。
こういうパターンが多く、誰と誰がどう関わっているのかが全く明かされていないケースが散見されるので物語がどう転んでもいくらでも物語が紡げそうな伏線をバンバン貼ってる印象が強い。
伏線貼りすぎい!ナナコが本気で取り組めるものとして初期は役者が推されていたが、10年語の未来では大物アニソン歌手になっているはずなので役者からどうやって歌手の方向に持っていくのか気になっており、1巻でもその伏線があったが、2巻にして回収していくぅ!はやい!
今巻はナナコメインっぽいのが伝わってくる。
ってか主人公が本当に有能すぎる。社会人っつってもこんなに有能なやつおらんだろ。やはりフィクション。とまあうまいこと主人公は未来で流行っている歌い手文化を利用して2006年の時代にようつべに歌ってみたを投稿するわけですよォ!なんだこの展開!主人公かっこよすぎ!惚れる!てか惚れてた!
というかここで主人公がナナコを説得する話にも主人公が歌の加工技術の特技持ってるおかげであって、やはり特技の重要性を感じえない。そんで学祭が始まるわけですが⋯⋯
まとまりきってないまとめ。・シノアキは前から主人公にイラストの面でサポートしてくれてたり1巻で有能だったりで好意寄せてた。
・学祭の出し物でメイドカフェやってたらDQNにナンパされちゃったところを主人公さん助ける
・→シノアキは主人公にメロメロ、助けたあとあたりからシノアキと主人公の絡みが異様に増え、これは付き合っちゃうのかなとか思わせられる。
・急遽学祭の出し物の音楽ライブのラストのアーティスト来れなくなってその代わりにナナコを推す主人公。
・嫌々言いつつ結局大成功、ナナコ、ここで主人公にいつも助けられてたことに気づきメロメロ
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その頃には時既に遅し!!!
シノアキがナナコより先に主人公取ってた!!!!ここは思うところあるので語らせてもらいますね。
ここのシーンで重要なのはナナコのライブが終わりナナコが喜びを主人公に伝えに行ったところで丁度シノアキと主人公が付き合い始めのキスをしてしまう現場に遭遇してしまうことなんですよね。
まあ本文読んでくれ。引用したから。手書きしたから。
(下記引用)「人気の出店で買ってきた、クレープを2つ。ひとつは自分の大好きなチョコとバナナ。もうひとつは、彼が好きだと言っていた桃と生クリーム。ありがとう、の言葉と共にそれを渡して。そして、その次に言おうと思っていた言葉も用意していて。
でも彼女は、クレープも言葉も彼に渡すことなく、そっと後ろを向いた。
「いやー、まあそうなってたもんね、うん、何度もそれっぽいこと、あったし」
ははっ、と笑って、上を向いて。
「バカだなあ。こないだの帰り道とかすっごいいい感じだったのに、あたしなんで、茶化しちゃったんだろ」
自分の体から生み出せるものを、ようやく、掴めたのに。
いや、正しくいえば、掴めるようにしてもらったのに。
そのお礼を言おうと駆け寄った、その10メートルほど先で。
彼女と彼の距離は、ちょっと遠くなってしまった。
「どうしよっかな、これ。あの手品やってくれたバカにでも食べさせるか」
クレープを抱えたまま、彼女は再び、ステージの方へと戻って言った。
そこにいれば、いずれ2人も戻ってくるだろう。
そうすれば、また元のような『みんな』に戻れるから。
──だけど。
今はほんの少しだけ、心がキュッと縮こまった気がした。」はい!という訳でね!クレープのくだりは最高に"""泣き"""ですよ。
授業の自習時間にここ読みながら涙してましたよ⋯ナナコぉ⋯ナナコぉ⋯って⋯⋯俺がもらってやるぜ!!ってなったもん。"こないだの帰り道"とは、大学の帰り道、ナナコが主人公に歌の件で奔走してくれた際のことを改めてお礼を言いながら二人で帰ってるシーンのことですね。
「ありがと!」って言いながら抱きついたりしてます。夜空が綺麗であれは最高のシーンだったのとナナコファンなだけにくっそ悲しい。告っとけよナナコぉ!"手品やってくれたバカ"とは主人公の友達の男ですね。貫之って人。まあ原作読めばわかる。
ナナコが嫌々言ってライブに遅れちゃうところを貫之がジャグリングで間を持たせてくれてたんすよね。
ここで俺は即興で何か技をやれる人ってクソかっこいいなって思ったんすよ。
少なくとも俺はこういうライブでの間を持たせる解決策を持ち合わせていないんだなってことに気づいて、やるせなくなってしまった。もちろん、そんな場面で解決策を持つ人の方が少ないだろうが俺は持ちたいと思い、だからこそ貫之がかっこよく映ったんすよね。
魅せられる人になりてえなぁ⋯そういう意味では主人公の問題解決能力ってのは目を見張るものがありとても憧れるものがあるが、これは経験としか言えないような気がして俺が持つには少々負担が多いように感じる。フィクションの世界であればこの能力以上にかっこいいと思えるものは無いと思ってたりする。ものによるが。
結局主人公の問題解決能力にシノアキもナナコも惹かれてるわけだしうらやまですよねぇ。お似合いなので応援しますがね。
次巻では貫之の家庭事情の話っぽい。
この人は文章で成功する予定。
「大学に通う金をバイトで稼いでたら今度はバイトで大学に行けなくなった!違う稼ぎ方さがさねーと本気でやべー!
主人公「キリッ!ありますよ!文章で稼ぐ方法!」(10年後流行る知識でこれが使える!)」
みたいな感じで終わったのだが、文章で金稼ぐってなんだ?俺的には個人ウェブサイトに文章投稿するってことかなあと思ってるんだが。あれって金入るんか?わかんねえなぁ。
とにかく楽しみですわ言いたいことは何となくだが書けたので伝わる伝わらない以前にもう満足してしまった。
今感想を読み返すと俺がルービックキューブやらジャグリングやらトランプやら新しいことに挑戦するようになってる理由がまさにぼくたちのリメイク2巻だったんだなぁと思いだした。
これは"バイブル"ですね。俺の人生を変えてる。
ラノベってほんとピンからキリまであってすごい業界だなぁ。こんな人の心を動かす傑作をお手軽に読むことが出来るラノベってほんとにお得だよね。言ってしまえば損得で考えれば図書館の偉人伝の方がよっぽど人生に意義を見い出せそうだがまあそういうことでもないんだろうなぁ。難しい。
いやまぁ、はよ3巻を読みたくなったわ。
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