はしなぎの日記

趣味のブログ(まっつー)

マリーのアトリエ プラス クリア!!!

 

マリーのアトリエプラスクリアしましたァ!!


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おまけの「画廊」出すのにくそ苦労しましたね。

全エンディングコンプしてからが本番。 

詳しいことは

徹底攻略 マリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士〜

ここ見れば全部書いてあります。

というか必要な情報は全部色んなサイトや個人のブログ見てればなんとなく全体像が掴めてくるんで、頑張ってくだせぇ。

画廊出す方法としてここのサイトに「全ミニゲーム出してから全エンディング見る」と書いてありますが、

本当は美術館もコンプする必要があります。

嘘つくなやこの管理人⋯⋯!!!!

まぁこの人の事だから美術館はコンプして当然だったんやろなぁ⋯(遠い目)

美術館は交友度80以上でエンディング迎えればいいんで、適当なデータで近くの森に行きまくり、そんまま最後まで休憩すればすぐでしたね。というか美術館埋めないと画廊が出ないことに気づいたのが最後だったんでね⋯⋯。

 

それと、「全ミニゲーム出してから全エンディング見る」という順番が正しいのかは分かりません。おまけメニューからミニゲームとエンディングと美術館コンプしてれば画廊は出るような気がしますが、私はこのサイトを鵜呑みにして

「全エンディング見てから全ミニゲームを出し、そこからまた全エンディングを見る」というくそ効率の悪いことしちまったんでそこら辺のフラグがどうなってんのか謎です。

 

これを見た画廊をめざしている方はとりあえず美術館をコンプしてからミニゲーム、エンディングを頑張ったらいいと思います。

 

あと音声劇場についてですが、上にあげた攻略サイトの通りにミニゲームのベストタイムを更新すれば出ると思います。私はベストタイム出してから美術館コンプしたので画廊と音声劇場は同時に出てましたね。

 

ミニゲームの攻略も前記の攻略サイト見れば大丈夫です。

唯一りんごゲームだけはゴミ。この攻略サイトのベストタイムが1:57?とかいうふざけたタイム出してますが、ひとつのリンゴ取るのに25秒以上は絶対かかる時点で1分半でもかなりギリギリですよ。

私のベストは1:34です。

これはどこぞのブログ情報ですが、ジャンプ中は風の勢いで1マス分後ろに下げられることが無くなるらしい(真偽不明)ので、枯れ枝が出なくなってからは四角と丸ボタン両方連打してタイムを縮めようとしてました。

 

あと連写コン持ってないんで試してません。

色んなブログ覗いてみると

「連写コン使うと無条件で失格になるので注意!!」

「↑って書いてあるサイトありましたけどわたしはなんの問題もなかったです。」

とか書かれてたりして真偽不明です。

私は連打得意じゃないですけど上述したジャンプの後退回避したくらいで普通の持ち方で連打してもギリギリ1分半は行けたんで、頑張ってみてください。この後にも書いてますが累計2時間はかかりました。

 

 

とりあえず隠しコンテンツは全部解放できたので満足です。

あとは当時の苦悩のツイートの記録を載っけときます⋯⋯。

 

 


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ここ好き。セガサターン版以降の追加イベントらしいです。


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地獄の始まり。
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りんごゲームは近い位置で枯れ枝が「速い」スピードで転がってきたらかなり無理ゲーなんで、ベストタイムとる時はリアルに「そろそろ来るな⋯⋯」つって四角ボタン押してました。

その運の良さを3連続発揮してやっとですよ!!

正直その感覚は慣れるしかないのでずっとプレイしてみてください。ちなみに私は累計で2時間くらいりんごゲームしました。累計なのは途中連打で指が疲れて休憩しつつやったからです⋯⋯。

皆様の健闘を祈ります。


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まじで無理すぎたので弱音を吐いてます。


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ここ勘違いポイント。美術館コンプも必要だっつってんだろオラァ!!


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途中のデータ残してたんで全エンディングをもう1回見直すこと自体はすぐでした。

私はアイテム図鑑完成用のデータとそれ以外のふたつを残してました。

エンディング全部ひとつのデータで!とかあるけど、「知識の目薬作るな!」とか「マヒコロリ作るな!」とかだるいんだよな。

1番きついエンディングって図鑑完成なので、図鑑完成を無視すればそれ以外のエンディングって簡単に見れるんで。

 

なので、1度図鑑完成だけ考えたデータとそれ以外のデータで分けた方が、考えることが少なくなるんで楽です。
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美術館コンプも必要なんだよなぁ⋯⋯。


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ここで一転攻勢。

今考えると、そもそも全ミニゲーム出してる時点でバッドエンド迎えることもかなり無理がありますよね。


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Twitterに感謝。「マリーのアトリエ 画廊」で検索すれば俺と同じように困った人がいるやろ⋯⋯と思ったらほんとに解答がのってました。感謝。


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画像は上記と同じやつです。

 

 

以下感想

今過去のアトリエシリーズやると感慨深いし何より昔からシステムが完成されていて驚きますよ。素晴らしいです。

それと、昔は乙女ゲームみたいな位置付けだったらしく、過去のブログを覗くと大抵女性だったり、今も「主婦で子供もいますけどマリーエリーのアトリエ面白いですよねー」みたいなツイートも見かけるし衝撃がすごいです。

俺みたいなキモオタが皆様の過去を汚してすいません⋯⋯。

まぁゲーム性やシナリオに関しても言いたいことはあるけれど、正直おまけコンプして全てが満足です。

もし今マリーのアトリエプラスで画廊を出すぞ!と意気込んでる方にこの情報を伝えることが出来たなら満足です。

それでは!!

 

 

 

「恋する彼女の不器用な舞台」感想

何年か前にナタリーと真優だけエンド見てほっぽってたけどちゃんとクリアする気になりとうとうコンプしたので感想をば。

数年か前にやったヒロインたちのことはさっぱり覚えてないけどさらっとかきますね()

 

 

 

真優

共通ルートから幼なじみ特権を主張し続け、ルートに入ってもいちゃいちゃを繰り返すのは中々良かったような記憶がある。たしかラストは2人とも夢に向かって一直線、最終幕では夢が叶った様子が描かれ、かなり感動的だった思い出がある。⋯⋯夢って美しいですね。

千奈

えろ小説書いてる清純ぶったエロい娘でしたよね?これ絶対エロい!!つって最初に攻略した記憶ある。最初の部室でのフェラシーン良かったですねぇ。メガネかけて体操着着て。フェチ。主人公が慌ててトイレでちんこ拭き拭きしてたような。これが印象的すぎて忘れられねえや!手錠プレイとかアダルトショップに入るシーンとかもあったりして個人的にかなり楽しみましたね。

 

 

アリス

過去に実は会っていた!!みたいなの唐突だけど夢があっていいですよね。俺も実は過去にそんな経験をしていたけど忘れてるだけかもしれない!!!あぁ、愛しのプリンセス。今あなたはいずこへ⋯?

 

交際宣言の記者会見CGはグッドエンドっぽくて大好き。あのCGは美しい未来へ向かって⋯みたいな雰囲気がばちこりと出ていて最高。輝かしい青春の1ページですよね。リアルで経験できないことはえちげで体験するに限る!!!そのためのえちげですよみなさん。

 

なんか最後の方駆け足でえっちして気づいたら大団円を迎えていたような感じでしたね。イギリスに行きつつ、真優とも仲良くする感じのエピローグはなかなかなハッピーエンドで良かったと思います。

 

 

百花

体が弱いのを理由に奥手になってる百花に対してのラストシーンは圧巻。感動的な演出も合わさってかなり良かった。心情の機微を描写しつつポジティブに未来を見据えられるように変化していくのはやはり美しいですね。

ナタリーが協力を頼まれたのに「脚本は俺がやる!1文字も書くな!」ってハッキリ断ったのはちょっと笑った。まぁこれは主人公が全部やるべきではあるけれど、「ハッキリ」という言葉は少し強すぎないか?と人間関係を不安に思ってしまいましたね。

あと真里亞さんとの3pがえっちすぎてハゲるかと思いました。あれはヤバい。

「胸囲の差」とそれを気にする百花たんかわいいprprとか、真里亜さんの用意周到な完璧メイドな所が萌えだとか、完璧な手練手管を持つ真里亜さんが実は初心なところを持っていることとか、別れ際に色々とフォローしてくる真里亜さんがくっそ萌え萌えだとか、まぁそんな感じです。萌は正義!

 

ノーマルエンド

知沙先生とメイドの真理亜さんの3Pエンドは最高すぎる。

俺が一番好きだったのはもしかしたらこの2人だったのかもしれん。ってほどにこのえちえちらぶらぶ3Pで好きになりすぎた。百花ルートの真理亜さん3Pもくそ好きだし、なんなら俺はただ3Pが好きなだけかもしれんな。

 

スクショ


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萌え萌え

やっぱカントク先生のイラストはほんと美しいなぁ⋯⋯という感じですかね。シナリオもまぁ演劇はあんま興味ないんで飽きたりすることもありましたが、最後には大団円で感動させてくれたりと中々楽しめましたね。

実はyour diaryやってないんで、そっちも手を出さねばなと思いました。

あと新作の神様のような君へ?も同じカントク原画なのでやりてえなといった印象。

なんかこれ堕胎エンドあるらしいじゃないですか、うむむ。

 

まぁ積んでるエロゲがくそほどあるから暇になることは一生無さそうだなぁと。

春休みが終わるまでに色々手を出しておきてぇ!!!

 

ではな。

 

「氷菓」感想

古典部シリーズではなく「氷菓」です。

アニメを見ました。


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氷菓」1~11話一挙放送 https://live.nicovideo.jp/watch/lv324524010

氷菓」12~22話一挙放送 https://live.nicovideo.jp/watch/lv324524645

 

なんかコロナ関連で一挙放送してたアレです。けいおんAIRもちょうどいいから見て、KanonCLANNADはこれからTSで見ようとしてるとこなんすけど、氷菓がくそ良かったんで書いといた感想メモを貼っつけておこうと思います。

氷菓自体は書籍の方を1巻だけ読んでたんすけど、1巻の「氷菓」の内容はアニメで5話分しかないし、以降の17話分は完全初見で本より先に映像化したものを見ちゃいました。最近そういうこだわりが消えつつあるし、そろそろポテチといえばコイケヤのり塩味というこだわりも消えるのかもしれん。

 

読書メーターの1巻の感想はこれですね

http://clarte0.hatenablog.com/entry/2019/10/04/180459
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まだ1巻だけども折木の変化について書いてますね。といっても物語においては登場人物の心情の変化に目を向けるのは当たり前なので大したことでもないし、なんとなくで書いてそう。あとこれ2019年の9月なんでもう半年経ってると思うと月日の儚さを思ってしまうな。

 

書いた感想メモ貼っていきます

氷菓アニメを見とる。今愚者のエンドロール。女帝におだてられて自分の結論を急ぎ、元の脚本からずれてしまったのが折木自身にとっても思いのほか重くのしかかってるの「思春期」って感じで美しいね。
まやかも折木がそんなに脚本に入れ込んでると思わなかったから軽い気持ちで聞いたんだろうけど、そこで初めて折木が自分の愚かさに気づき気持ちが沈み、それでまやかも驚くという描写から感じ取れる心情の奥深さには舌を巻くよね。

そういう感情ってそうそう味わえるものじゃないしアニメは素晴らしいよ。勝手に青春を知った気になれる。

 

愚者のエンドロール」はタイトルが実際に起きたこととそれに対するキャラクターの心情の表現が神がかってるし、「クドリャフカの順番」はめちゃくちゃ複雑な謎解きを盛り込みつつ文化祭という状況下で3組ものキャラクター達の天才と凡人の苦悩を描ききっている著者の手腕に驚かされる。

すげえよ「氷菓」は。
というより、米澤穂信がすげえんだな。
古典部シリーズ以外も読んでみたいすね

 

氷菓、神すぎるな。
ふくべがまやかに抱く酷く後ろ向きな感情は元を正せば単純で、今までそんな二人の関係性を未知のものとして捉えていた折木はいきびなまつりで千反田えるを意識して初めて理解したんだよな。
それを理解する出来事の設定もまた上手くて、ふくべとまやかを深堀りしたバレンタインデーの話の次に持ってくるところがすげぇ。
ミステリというか物語全般は人間関係の変化に主軸を置くものだし、ミステリー要素ってのはただの舞台装置でしかないものの、米澤穂信はそのミステリー要素を最大限に活用して人間関係にスポットライトを当てているのが本当にすごい。全ての伏線が謎の解決だけでなく人間関係の変化にも意味を為していくことが分かった時の衝撃は堪えがたいものがあるよ。
氷菓は本当に評価できます(激ウマギャグ)

 

 

アニメ化されてない「ふたりの距離の概算」と「いまさら翼といわれても」を読みたいし、その前に原作を読みたいしでやりたいことは増えていくばかり。

 

 

 

コロナの外出自粛で無限に時間はあるものの、そのせいで無料コンテンツが多すぎて積まれたえちげやラノベの山は崩れないし人間の愚かさを強く感じる。人の手で作り出されたものですら満足に目を通すことが出来ないなんて、な。

 

今回はこれくらいで。

時間が出来て色んなコンテンツにふれるようになると特に何かしようと思わなくてもブログに書きたいネタが出てくるもんなんすね。

一生「今」が続いて欲しい⋯⋯。

「明日の後悔って 昨日の心配って

ぶっちゃけ ぶっちゃけ  誰得? 何得?

ラッキーはいつだってね "今"つかむもの」

って気持ちで毎日を生きようと思います。ちょうど今私の座右の銘になりました。よろしく。

「巣作りドラゴン」クリア感想


2004年に発売されたシミュレーションゲームのエロゲです。詳しくはニコニコ大百科とか覗いてください。

 

というか俺がやってる時にこのゲームの会社ソフトハウスキャラが潰れたのまじで⋯⋯悲しい。まぁ俺も新作ゲームをせずに巣作りドラゴンとかいう古いのやってるわけだし、俺のような人間が古参エロゲ会社を潰してるんだよね⋯⋯。

 

最初始まってからどこでセーブするんや!?!?となったんだけど、おとなしく文章を読み、巣作りパートになってやっとセーブできるようになりました。30分弱のプレイですかね。

あと流れを掴むまでがつらかったですね〜、3回くらい無理になって最初からやり直しましたかね。詳しいことは攻略調べたらいいと思います。

 

エマルートまで3時間くらいかかったかな?ここまで来るともうゲームにも慣れ、先行きがハッキリしてどハマり1歩手前状態。ここからが楽しい。

 

フェイルートは普通に困った。フェイが強え。詳しいことは忘れたけどドゥエルナがでる!とか言い出すのが2年目最初とかだっけかな。そんで実際に現れるのが2年目の25週目〜とかで、その時間差で無駄にビクビク怯えさせられた。この情報も攻略サイトの当時のコメントで知ったし、過去の人間はやはり偉大。フェイに脅え、ドゥエルナに脅え。まぁ何回もエンド繰り返して強くてニューゲームするのがいいですよ。

 

攻略サイトによっては「3週クリアを目指すには」みたいな物々しいタイトルで攻略書かれてますけど、俺なんか10週くらいしてコンプしましたし、最後のランクを気にしなければクリア自体はモンスターレベル50もあれば十分ですし。ゲームは楽しく遊んだもん勝ちよ。

 

 

リュミスモードはくそ楽しめましたね!リュミスって暴力クソ女だと思ってたのに、まさかねぇ。

エッチする時も最初のリュミスエンドでは興奮して待ってあげなかったのに2回目は5分待ってあげてる!!

リュミスの好意を表していて萌えだったな。

最初にヒロイン3人、からの〜の流れはすき。本命は後に残しつつ、おいしいものをゆっくりと楽しませるようなストーリー展開はいいですね。

 

 

おまけシナリオの「マイトとリュミス」がくそ萌えなので、ぜひぜひリュミスモードでリュミスの萌えを知ったら楽しみにしていてください!!!

 

 

スクショは全然撮ってなかったので最後に適当に撮ったのあげときます

 


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これ三人娘と1度も会話せずにエンド迎えたときのですね。クスッときてスクショしました

「四畳半神話大系」感想

森見登美彦四畳半神話大系読みました。

夜は短し歩けよ乙女」もちょっと前に読みまして、その流れで今作も読んでみたらこれがなかなか俺に刺さりましてね。忘れないうちに感想を書き留めておこうと思った次第です。

読書メーターにも感想は投稿したんですが、やっぱり長く書くとなるとブログの方が具合が良い。

 

感想

私には小津がとても輝いて見えた。4つの並行世界を渡ることなく全ての可能性を一度で手にした小津は主人公の4倍は優れているように感じる。

ではどこでこの2人は袂を分かたれたのか?

不可能性の示唆に囚われずに行動した小津は一度に全てを手に入れ、可能性の檻に囚われた主人公はいつもパッとしない未来に帰着する。結局は自分の不可能性を定義付けないことが肝要ということか?

 

友人に意見を仰ぐ。

「あの中の登場人物みんな変人だし主人公も小津も大差なくね?」

──全く信じたくはないが、もしかしてそうなのか?

となると結局この作品は、似たもの同士の友人を大切にしましょうだとか、並行世界すげー!wとか、「結局何を選択しても未来はあんま変わらんw」とかそういう安っぽいことを言いたかったのか?

いやいや、それでもやはり俺は主人公の一番近い存在である「小津」は、それでいて一番遠い存在でもあるのだということを考えたい。不可能性の示唆一つで未来は変わるということを主人公の一番近くで体現した男こそが「小津」であると思う。ラストで初めて主人公の方から「小津」に愛を語った()シーンこそが二人の関係性の美しい対比になっているように感じる。

 

 

 

とは言っても俺は主人公のようなくだらない陰キャの身。結局最後には明石さんとの恋を成就させちまう主人公が憎くて仕方ないのさ⋯⋯。

 

「成就した恋ほど語るに値しないものは無い」

とは本文からの引用であるが、これr18ノベルゲームとか萌えラノベ否定してませんか?w

成就したらそれで物語が終わる訳もなく、むしろそこからがスタートといってもいいし、心情の機微を描写することこそ語るべき情緒というものだろう。それを「語るに値しない」とは何事なんですかね。とは言いつつも語感はいいし、何しろこの物語のテーマからはその恋模様が外れるのは分かるので私は好きな文章ですね⋯。

 

 

一話から順々に並行世界を探索する訳ですが、二話三話とどんどん陰キャ街道を進んでいくのはとても面白い構成だと思うし、最終話「八十日間四畳半一周」ではもはや完全に引きこもりと化し、あの四畳半世界も重度の引きこもりを比喩的に面白おかしく描いただけのようにしか見えずなかなか皮肉が効いているといった印象。

孤独を持って初めて他者の重要性を知るのは鉄板といえばそうですが、比喩にしてもSF的な世界観を伴って軽妙な語り口も入り交じった今作は中々に楽しめる。

 

 

 

それと読書メーターの感想覗いてたら「薔薇色のキャンパスライフはどんな選択をしたらたどり着けたんだろうなw」的なコメントがあり価値観の違いに絶句してしまう。「薔薇色のキャンパスライフ」とは人によって違うものであり、普通とは違う価値観を持つ主人公からすれば一般的に想像されうる「薔薇色のキャンパスライフ」を夢想したところで意味をなさない。主人公はそれを根本的に勘違いしていたように感じる。薔薇色かどうかは客観で測れるものではなく、どこまでいっても主観でしか測れないんですよ。言ってしまえば、引きこもった自分を肯定できさえすればそれは「薔薇色のキャンパスライフ」だと思います。自分にとっての理想が何なのかを確固とした意志を持って確定させていれば三回生にもなって2年前のサークル決めの選択をうじうじ悩むこともなかったろうに。

まぁそんなことをきちんと見据えた人間がいるとすれば恐ろしいんですがね。俺も主人公のように選択を未だに後悔することはあるわけで。人のことは言えないが、仲間意識を持ってしまう。小説を読む時、主人公やキャラクターに感情移入してしまうと物語を都合のいいように解釈してしまうことはありがちなので気をつけたい。

 

 

 

うおおおおお!

今回はこんなところかしらん。

書きたいことはかけたかな。

細かく書こうと思えば延々と書けちゃいますが、そういうのって語るまでもないというか、この本を読んだ人間の共有知、コンテクスト的なものとしちゃった方が美しいかなとも思うんですよね。語らない美学というか。

 

まぁそんなこんなで。最近r18ノベルゲームやってるんでそっちも書くことできたらブログ更新したいと思います。一応下書きは出来てるんで、やる気が出たら更新します。

それではっ!w

発見

大学生で俺みたいなオタク文章を書き、就活や公務員試験をのんべんだらりと掻い潜りながら卒論を書いているというブログを発見し延々と読んでしまった。

怖いところが、最後の更新が5年前。
近況報告の記事で、「卒論が書けません」「ゆるゆりは素晴らしい」「就活は諦めました、てかリクルートスーツって何?悪しき風習は消えて?」「公務員試験、面接多すぎ」「大学院試験は面接で落ちました」

とかいうてんこもりな内容をさらしながら、結局それ以降どうなったかの答え合わせをせずに失踪していて

「「「「情緒」」」」

となっている。
こういうブログって失踪して初めて完成するんだよね。結局この人はどうなったのか⋯⋯一生答え合わせは出来ないんだけど、それを想像するのがまた楽しい。

しかしそれにしても彼のブログを読めば読むほど『情緒』に殺される。
俺も後悔のないように生きなければならないし、遊びにも勉強にも気を抜いてはならない。
マジで俺の生き写しか?というくらいにそっくりで、将来こういう風に社会のことをバカにして過ごすんだろうなと思うと、初めて自分のことを客観視することが出来たように感じる。

それでもやはり俺は彼と同じように何も行動せずに流れる時に身を任すのだろうということも容易に想像がつくし、客観視できたからと言ってこれからの行動に変化が起きることは無いのだということを改めて実感する。人は変わらない。これは真理ですよ。



己の心に昂りを感じたならば、このブログを読んで戒めとしよう──

驕りを悟ったならば、このブログで卑しい精神を見つめるとしよう──

道に迷ったならば、このブログによってまた一から現世を彷徨うこととしよう──


3つの決まり事を立て、彼のブログに敬意を評すことにしよう⋯。


ブログって金儲けに使ったり色んな人に向けて役立つ情報を発信していたりするものだけど、ブログの真髄ってめちゃくちゃ感情移入できる媒体な所だと思うんすよね。人によっては大したことない文章だったりしても、似通った考えの人間にはとても感情移入してしまう。実際こんなにも考え方の似ているオタクでしかも5年も昔に同じようなことを考えている人間がいたのか、ということへの興奮に震えているし。すごい世界だ。


この人は哲学系の本も読みつつえろげラノベアニメにも精を出している点がほんとに⋯⋯ね。


話がまとまらないが、とにかく私は感動しました。世の中捨てたもんじゃないんだな。ずっと春休みで家に籠ってて全然コミュニケーション取ってないんすけど、ここまで似たようなこと考えている人の文章を読んじゃうとなんかめちゃくちゃコミュニケーションした気分になれてとても気持ちがいい。俺の心の最高の分かり手に出逢えたというか。

とかいう俺はクソつまんない文章しか書けなくてもしいるとすれば読者さんには申し訳ねぇ。

俺のブログも何年かしたら「就活マジ卍」つって失踪するかもしれませんし、失踪して5年くらい経って運良くこのブログを見つけた方はぜひコメントでもして私を召喚して欲しいところです。
俺が未来のこのブロガーに⋯⋯そして伝説へ。なんつって。






最近はアニメとか特に見ずに暁の護衛、ハローレディ、リドジョ、パンツを見せることそれが大宇宙の誇り、恋する彼女の不器用な舞台、夜のひつじというサークルの同人ゲームロリータシリーズや、大図書館の羊飼いらへんのえろげをコンプしたり途中だったりしています。とても浅いオタクをしている⋯。

ラノベは最近はまぁ読書メーター載っけてるブログ読んでくれりゃいいと思います。2月に入ってからはダンまち読んでますねぇ。


そんでここで重要なのが、資格ですね。なんか私も赤裸々に書いちゃおうかと思います。
今簿記3級とMOSExcelSpecialist持ってますね。
来年度の当面の目標は簿記2級で、間にちょこちょこ取れたらMOSとか取れればいいかと思ったり。というかmosがまじで簡単すぎてとる意味あったのか謎い。specialistは余裕すぎたからエキスパートの方が良かったのか?とか思ったり。まあ今の就活でそういった資格をどう活用するのかすら今の俺には謎だからまぁ取れるんなら取っときゃいいかという結論に至る。

あと情報処理技術者試験シリーズで、最初期のITパスポートも勉強だけはしてますね。なんかこのテスト毎週末開催されているせいで全く勉強するモチベが起きない。簿記は年に2回だけとかで、これで落ちたらやばい!とかなるんだけど、毎週末となると「完璧に理解してから受けるかぁ」となってしまい一生受験申し込みをしたいし勉強のやる気も起きなくなってしまう。これはまずい。国道の横に生えてる排ガスを吸ったツツジの蜜の方がよっぽど美味しい。そしてまぁ今回例のブログを読み、同じ轍は踏まないぞと勉強のモチベが高まった次第でございます。この春休み中に方を付けてぇ。


なんかブログとsnsの紐付けしてるからあんまりリアルの話はしたくねえなと思っていたけどこの際snsのリンクからブログまで読んでくれてるような人間がいるならば、こっちからめちゃくちゃ情報を開示してしまってもいいかもしれんなと思ったりしてしまうね。

まぁそれは気分次第で。



それではこの辺で。おやすみ世界。

読書

一生読んだ本のまとめしかしてねえな。ラノベしか読んでないし⋯⋯。
いやでも1月は俳句の本とか『感染症の世界史』とかいう最近話題のコロナウイルスに関係しそうな本も読んだり、森見登美彦夜は短し歩けよ乙女』、カミュ『異邦人』、桜庭一樹推定少女』と中々読書してたんじゃないすか!?

まぁラノベの方が圧倒的に多いですが。
というか月15冊ってなかなか⋯少ない⋯⋯。仕方ないね。えちげも読書みたいなもんだけど読書メーターには追加できないし。なんならウェブ小説も結構読んでるけど追加できないしね。うむ。

最近は資格のための参考書とかも読んでるんで、まぁ読み終わったら読書メーターに追加していこうかな。

まじでブックウォーカーの読み放題サービスは素晴らしいぜ。金があったら今後も継続してぇ。これのおかげで日々の読書が保ててる。ラノベばっかだけど一般書も角川文庫の本なら読めたりするし、まぁ角川文庫の一般書の教養レベルは実際どうなのか怪しいところではあるが、色々読んでみないと悪書かどうかの判断もつけられないのでとりあえず気になったら読んでいきたい所存。
ではあとは1月分の読書した感想をいつもの様に載っけて⋯⋯また会おう!




2020年1月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4540ページ
ナイス数:81ナイス

https://bookmeter.com/users/1028639/summary/monthly
GOSICK (4) ゴシック・愚者を代弁せよ (富士見ミステリー文庫)
アブリルのキャラは萌えだな。謎解きの種明かしは歴史的にも興味深く、得心がいった。こういった種明かしはどれだけ読者に腑に落ちさせるかが大事で、その点すごい上手かったと思う。錬金術師はやはり夢があるし、とても楽しめた。
世界大戦に向かって話が進んでいく?謎だが2人には幸せになって欲しい⋯⋯。幸せの形は議論の余地があるが⋯
読了日:01月28日 著者:桜庭 一樹
https://bookmeter.com/books/578022

■結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? (MF文庫J)
友人キャラから。
ファンタジーだけど小難しい設定もなくとても読みやすい。ラブコメも楽しめたし、不快な要素がまじでない。ラノベ!って感じの作品でとても良かった⋯。俺はきっとこういうのを読みたかったんだな。
読了日:01月28日 著者:伊達康
https://bookmeter.com/books/9706990

■七つの魔剣が支配するII (電撃文庫)
悪役っぽいキャラが簡単に良いキャラになるし、主人公に負けの二文字はないし、なかなかご都合か??となったけども最後の3巻への布石で「めちゃくちゃやばいやん!」となったのでぜんぜんご都合じゃないです。
3巻で1年生編が終わるらしいんで続けて読みたいところだが、ブックウォーカーの読み放題に追加されてないのでまだ読めねぇ。買わねばな。
読了日:01月24日 著者:宇野 朴人
https://bookmeter.com/books/13389338

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! (ファミ通文庫)
設定と、それに付随する人間関係とかがおもしろいな。多少ご都合だった気もするが、ヒロインが幸せならそれでいいな!wいじめの描写はなかなかで、ポニテばっさりは逆に「良い」と思った。これからどう展開させていくのかが気になるし、8巻までどうやって話を続けたのかが気になるので続刊を読んでいきてぇ。
読了日:01月23日 著者:田尾 典丈
https://bookmeter.com/books/550837

■暗黒騎士を脱がさないで #エールリンク #OLになりたい #ダークデーモンドアの使い手 (ファンタジア文庫)
めっちゃくちゃ笑った。サラッと頭に文が入ってきて読みやすいし、まさにライトノベルと言った感じ。萌え要素もふんだんで、飽きることはまず無い。ギャグが面白すぎて一気に読んでしまったし、電車内で読んだら口元がニヤついて不審者になること請け合い。気をつけてくだせぇ。
読了日:01月21日 著者:木村 心一
https://bookmeter.com/books/9897058

■七つの魔剣が支配する (電撃文庫)
タイトルは七つの魔剣なのに最初の説明で「世界には六つの魔剣が確認されている⋯」な時点で絶対おもしろいじゃん?七つ目は一体!?この時点でもう読む手が止まらなくなった。主人公だけが活躍する感じでもなく、各キャラそれぞれいい塩梅に成長していくのはストーリーの厚みが増すと思うしこれからが楽しみ。一段落してはまた事件、というような見せ場のシーンが多い展開をしており、ライトな厚みでもないし読み応えがあった。
読了日:01月20日 著者:宇野 朴人
https://bookmeter.com/books/13087483

感染症の世界史 (角川ソフィア文庫)
感染症について広く知ることが出来た。最近の感染症の話から予防接種の重要性、偏見がなぜ生まれたのかということが書かれていて、とても読みやすいし興味をそそられた。
他の人の感想でも書かれていたが「罹患した著名人コーナー」はたしかに必要性が低そうに感じられる。まぁ文をなぞって知っただけの感染症を身近に感じられるような配慮だったのかもしれない。
著者本人が色々な国を飛び回っているらしく文章に説得力が増していて良かった。紹介した感染症に本人が罹患してるのは中々おもしろい。まぁ笑い事ではないが。
読了日:01月16日 著者:石 弘之
https://bookmeter.com/books/12538788

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(13) あやせif 上 (電撃文庫)
求めていたものがここにあった。ラブリーマイエンジェルあやせたんはここにいた!
下巻まだ??
めちゃサラッと読めるくらい薄かったんで消化不良なまである。全くあやせ成分が足りていない⋯こともない!くらいにはあやせたっぷりでいやもう最高でしたねぇ。
12巻のラストにぶつぶつ言ってたヤツは早くこれ読んで全て忘れろや
読了日:01月15日 著者:伏見 つかさ
https://bookmeter.com/books/14167849

■異邦人 (新潮文庫)
解説を読んで理解した気になった。「異邦人」というタイトルに主人公「ムルソー」の在り方は合致している。関係ない話だが、私も無実の罪で死ぬようなことがあれば「わがことすべて終りぬ」と言いたくなった!
読了日:01月12日 著者:カミュ
https://bookmeter.com/books/572480

推定少女 (角川文庫)
思春期の漠然とした不安をありのまま描いた作品。子どもはいつ「大人」になるのだろうか。「大人」になる時、子どもであった時の思考は忘れてしまうものなのか。同じ一人の人間として無視できない感情のように思う。抽象的な話ではあるが、そもそも具体的な何かがある話でもなく、そういった趣深さが文章から表れていて素晴らしかった。このような心情の機微を趣深いだのなんだの言うことこそ大事な何かを忘れてしまった「大人」なのかもしれないな。思春期に読んでいたらもっと心に響き、人格形成にさえ影響を与えてくれそうな一冊である⋯。
読了日:01月11日 著者:桜庭 一樹
https://bookmeter.com/books/576900

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
文化祭のドタバタ騒ぎは理想の青春を思わせ、自身の人生を空虚に思わせた。キャラクターたちの躍動や文章表現、語彙などとても美しく、読んでいて飽きない。ラストシーンは必見。情緒がありすぎる⋯⋯。このために最後までページを操ったようなもの⋯。あの主人公が報われる展開は私の中で賛否あったのだが、あのラストシーンの情緒を見たらもうどうでも良くなった。途中にも草食大学生の思考などが精密に描写されていて個人的に共感の嵐であった。
読了日:01月10日 著者:森見 登美彦
https://bookmeter.com/books/578893

■賭博師は祈らない(4) (電撃文庫)
リーラとの出会いにより人間味を増したラザルスはもう完全なラノベ主人公って感じで好き。途中で自身の在り方を見失うも、養父の存在に助けられたりしてて養父とのエピソードをもっと知りてえなとなった。問題はラストシーンでしょ。あんな感動的というか誰もがそうなって欲しかった2人が4巻にしてやっと⋯⋯!あの軽薄な語り合いを読めて嬉しい⋯!やっぱこれくっそ面白いよ。賭博の対決も新鮮で面白いし、史実に忠実な書き方も勉強になるし。この本に出会えてよかった⋯⋯。完結してしまうのが悲しくて読み始められるか不安!賭博師よ永遠なれ⋯
読了日:01月06日 著者:周藤 蓮
https://bookmeter.com/books/12850771

■おくのほそ道を旅しよう (角川ソフィア文庫)
読了日:01月05日 著者:田辺 聖子
https://bookmeter.com/books/10807125

■名句 歌ごよみ「春」 (角川文庫)
最後の芭蕉についての文が良い。後書きの本を読むことの意識が書かれている文も中々ためになった。
読了日:01月05日 著者:大岡 信
https://bookmeter.com/books/1290824

■賭博師は祈らない(3) (電撃文庫)
ラザルスの心境の変化が現れていて、これからの展開に期待。バースでの関係性は面白いものがあり、ナッシュの若い願いにはどこぞの主人公のような感情が見え隠れしていて応援したくなるものだったためにラストの展開がどうなるか最後まで予想がつかずとても楽しめた。
もう完結してるため安心して最後まで読んでいきてぇ。
読了日:01月01日 著者:周藤 蓮
https://bookmeter.com/books/12522852