「氷菓」感想
アニメを見ました。
「氷菓」1~11話一挙放送 https://live.nicovideo.jp/watch/lv324524010
「氷菓」12~22話一挙放送 https://live.nicovideo.jp/watch/lv324524645
なんかコロナ関連で一挙放送してたアレです。けいおんもAIRもちょうどいいから見て、KanonとCLANNADはこれからTSで見ようとしてるとこなんすけど、氷菓がくそ良かったんで書いといた感想メモを貼っつけておこうと思います。
氷菓自体は書籍の方を1巻だけ読んでたんすけど、1巻の「氷菓」の内容はアニメで5話分しかないし、以降の17話分は完全初見で本より先に映像化したものを見ちゃいました。最近そういうこだわりが消えつつあるし、そろそろポテチといえばコイケヤののり塩味というこだわりも消えるのかもしれん。
読書メーターの1巻の感想はこれですね
http://clarte0.hatenablog.com/entry/2019/10/04/180459
まだ1巻だけども折木の変化について書いてますね。といっても物語においては登場人物の心情の変化に目を向けるのは当たり前なので大したことでもないし、なんとなくで書いてそう。あとこれ2019年の9月なんでもう半年経ってると思うと月日の儚さを思ってしまうな。
書いた感想メモ貼っていきます
氷菓アニメを見とる。今愚者のエンドロール。女帝におだてられて自分の結論を急ぎ、元の脚本からずれてしまったのが折木自身にとっても思いのほか重くのしかかってるの「思春期」って感じで美しいね。
まやかも折木がそんなに脚本に入れ込んでると思わなかったから軽い気持ちで聞いたんだろうけど、そこで初めて折木が自分の愚かさに気づき気持ちが沈み、それでまやかも驚くという描写から感じ取れる心情の奥深さには舌を巻くよね。
そういう感情ってそうそう味わえるものじゃないしアニメは素晴らしいよ。勝手に青春を知った気になれる。
「愚者のエンドロール」はタイトルが実際に起きたこととそれに対するキャラクターの心情の表現が神がかってるし、「クドリャフカの順番」はめちゃくちゃ複雑な謎解きを盛り込みつつ文化祭という状況下で3組ものキャラクター達の天才と凡人の苦悩を描ききっている著者の手腕に驚かされる。
すげえよ「氷菓」は。
というより、米澤穂信がすげえんだな。
古典部シリーズ以外も読んでみたいすね
氷菓、神すぎるな。
ふくべがまやかに抱く酷く後ろ向きな感情は元を正せば単純で、今までそんな二人の関係性を未知のものとして捉えていた折木はいきびなまつりで千反田えるを意識して初めて理解したんだよな。
それを理解する出来事の設定もまた上手くて、ふくべとまやかを深堀りしたバレンタインデーの話の次に持ってくるところがすげぇ。
ミステリというか物語全般は人間関係の変化に主軸を置くものだし、ミステリー要素ってのはただの舞台装置でしかないものの、米澤穂信はそのミステリー要素を最大限に活用して人間関係にスポットライトを当てているのが本当にすごい。全ての伏線が謎の解決だけでなく人間関係の変化にも意味を為していくことが分かった時の衝撃は堪えがたいものがあるよ。
氷菓は本当に評価できます(激ウマギャグ)
アニメ化されてない「ふたりの距離の概算」と「いまさら翼といわれても」を読みたいし、その前に原作を読みたいしでやりたいことは増えていくばかり。
コロナの外出自粛で無限に時間はあるものの、そのせいで無料コンテンツが多すぎて積まれたえちげやラノベの山は崩れないし人間の愚かさを強く感じる。人の手で作り出されたものですら満足に目を通すことが出来ないなんて、な。
今回はこれくらいで。
時間が出来て色んなコンテンツにふれるようになると特に何かしようと思わなくてもブログに書きたいネタが出てくるもんなんすね。
一生「今」が続いて欲しい⋯⋯。
「明日の後悔って 昨日の心配って
ぶっちゃけ ぶっちゃけ 誰得? 何得?
ラッキーはいつだってね "今"つかむもの」
って気持ちで毎日を生きようと思います。ちょうど今私の座右の銘になりました。よろしく。