はしなぎの日記

趣味のブログ(まっつー)

りぜろ読み

りぜろ、本当に面白すぎる。いま9巻まで、なろうの第三章まで、アニメの終わりまで読みました。
気軽になろうで読み始めたんすけど、なろうじゃなくてちゃんと書籍で読みたくなるな。

といっても、外伝や短編集は書籍しかないから、それに関しては確実に買うことになるなぁなどと思う。剣鬼のサイドストーリーは絶対に読みたい!!!
第三章、とてもとても長かった。寝食を忘れ、課題も忘れ、もはや手元に賭けるものは単位しかない⋯⋯それほどまでに熱中していた。そして、第6章を完読するまではきっとこれからもそうなるのだろう。
まぁ、それにしてもさすがに疲れた。さすがに熱中しすぎてしまう。読み始めたら絶対に止まらないもん。こんなの無職転生以来かもしらんなぁ。
というか、これくらいに夢中になれる作品を、人生であと何作読むことが出来るか⋯⋯それがくっそ重要なんだよな。俺は今とてもいい経験をしてるよ。

 

アニメで見たとは言ってもやっぱ文章としても改めて取り込むと全然違うわ。何回頬に涙を流したか分からん。「第三章60ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア」とかマジで美しすぎる。サブキャラの馴れ初め話自体美しいのに、その渋い老紳士の過去話とか本当に、本当に、涙が、止まらないんだわ。
普通のなろうとはやっぱ文章量が違うから読むのはくっそ時間かかるものの、レベルが違う。
過程が暗いほど、絶望に苛まれるほど、結果は美しく、未来は明るく、希望に包まれてるんだよな。その格差が本当に胸に来る。やばい。まじで。

 

さっきも言ったけど、これくらいに心を動かされる作品を読めて本当に嬉しい。

の経験だけは、誰にも貶めることのできない自分だけの財産になる。

やっぱり物語ってのは最高だよ。
この素晴らしさを知っていることこそが、キモ・オタクであることを心から誇れる点なんだよな。

陽キャさんがリアルでフィクションみたいな経験をしているわけがなくて、彼らの経験は彼ら止まりなんすわ。その点において、オタクはリアルを捨てつつも色んな物語から色々摂取できることだけは数少ない利点だと思うんだよな。

 

 

とまぁこんな感じで、第三章まで読み終わりました~と。抽象的な話ばっかしたけど、具体的に物語のどの点がなんたらで~ってのは完全なる蛇足でしょ。俺が思ったことだけをつらつらとかきました。記録、デス。

 

追記6/28,1:02

時間が経って少し思うとこがあったので唐突な追記。

 

『怠惰』の最期に、ナツキ・スバルが少しの憐憫を見せるシーン──100点。

『怠惰』の、「愛」への理解の足らなさや「愛」する者からの拒絶、足掻いてもなお達しえない目標に、その狂人ぶりは、完全にナツキ・スバルそのものなんだよな。「死に戻り」を経験する前のスバルこそが『怠惰』であり、クライマックスでスバルが『怠惰』をとうとう倒すシーン⋯⋯あれこそはまさしく「過去の自分との決別」を意味してるんすよね。
スバルの精神的な成長をうまく描いた名シーンですよ。
なんと言っても、スバル自身がその事を理解した上で、過去の「怠惰」な自分と『怠惰』を重ね合わせ、同情してるのは美しさの極み。圧倒的成長、なんすわ。

 

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今期アニメはマジで「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」しか見てなくて、色々損した気分を味わってるので来季はめっちゃ見ようと思ってます。でも、今季全然見てないおかげで今色々本読めてる事考えると少しばかりガチになるのも避けたいななんて思うものの、まぁ物語を摂取することは大事だと思うんできっと、来季こそはきっと沢山みます!めちゃくそおもろいとかあったら感想あげるかも知らんが、まあきっとないな。そんな勤勉じゃない。

 

 

ではまた!!w