虚無

本を読んでいます。

中高時代に読んでおくべきだろう作品を全く読まずに来てしまってるので、遅れを取り戻すべく色々読んでる。

青空文庫は神！wってことがすごくわかる。

走れメロス、鼻、人間失格、ヴィヨンの妻、坊ちゃん、仮面の告白、藪の中、堕落論とかを読んだ。よく名前を聞く作品は意外と短いということを知った。行き帰りの電車で読み終わっちゃいますね。

人間失格はちゃんと長くておもしろかったな。ちょろっと感想を呟いたらガチの人(友人)が持論を展開してくれてめちゃくちゃ知識がついた。｢卑俗な自己防衛的ナルシズム｣という言葉で説明していて、最後の｢主人公は神様みたいな子だよ〜｣で終わるところからして俺もちょっと疑問が残っていたんだが、それを綺麗に解釈してくれていてとても得心が言った。

どこで書いたか忘れたが、たくさん本を読んでも、疑問点を残していたら意味がなくて、かの友人のような解釈を自分でしてみないと自分の物にはならないんだろうなと痛感してる。

その友人は太宰が嫌いらしいが、ヴィヨンの妻だけは例外的に好きらしい。理由を聞いても｢太宰を褒めるのは虫唾が走る｣と言って教えてくれないのは笑えるが残念である。

仮面の告白はその友人に勧められて読んでみたが、正直いうとなんだかよく分からなった。途中まで読んだ感想として｢性癖暴露大会｣と称したが、その友人に言わせると｢いい線を突いてる｣らしく感性を褒めてくれた。『｢なぜ暴露しているのか｣ということを考えながら最後まで読めばタイトルの意味も理解できるよ』みたいなことを言っていたが、最後まで読んだ今の私にはなんともわからん。また読み返す機会もあるだろう⋯。

藪の中は事前情報とか一切知らずに読んでみたのだが、ネットで解釈をググってみて笑った。謎解きみたいな感じでたくさん論文が出されているらしいのだが、結局真相はわからずじまいで｢真相なんか誰にもわからない、ということが主題なのではないか？｣みたいな論まで出ているらしい。おもしろい。

堕落論も読んだけど、サラッと読んだら何もわからずに読み終わってしまった。

夏目漱石がどっかで書いてた(現代日本の開化だった。)皮相上滑りのなんたら(開化だった。)、みたいに今からしたらかなり昔に、現代的な考え方をしていた！！みたいなすごさがきっとあるんだろうが、、まぁまた読み直そうかな。

こういう本読んでも感想書くところなんてまぁあるにはあるが無いものだし、とりあえず書き残しておこうかな。

ずれた感想は恥ずかしいものだし、ものによってはバカを晒しているわけで嫌なのだが、まぁ誰も読んでなさそうなのでどうでもよかったり。

SNSやブログに個人情報を載せると危ない！とは言うが、全くアクセスされてないのを見るに危機感が消えていく感覚。まぁしませんが。

やっぱりこれからも適当に更新することになりますね。では。